科学の見方 考え方 伝え方

 こども達が成人するころ、世界は大きく変容しています。人口爆発や気候変動による食糧難や貧困は、エネルギー・環境問題とともに、人類を脅かすものとなります。一方、人工知能やバイオテクノロジーの進歩は人の生き方そのものを大きく変えていきます。この様な時代では、「科学教養」こそが世界の問題と向き合う足掛かりであり、生き抜く力であり、問題解決能力です。 

 

 しかし、社会の問題と対峙し、科学的に見て・考え・伝えることは、日本の初等教育過程の中で十分に担保されていません。岡山理科学館は、このような世界と時代を読み解く「科学教養」を、感受性豊かな学童期のこども達に伝え育むことを使命と考えるに至りました。 

 

 理科研究室では、独自の視点でカリキュラムを編集し、現代社会が直面する事象に対し科学的考察を試みます。情報を取捨選択し、仮説を立て、仲間とともに討論する経験は、将来必要な世界標準の学力といえます。 当学館は、地域においても、世界においても主導的に発信できる人材として必要不可欠な科学教育を実現します。